「自己主張」とは、自分の気持ちや考えを表現したり、相手に伝えたりすることです。

しかし、乳幼児期(特に1歳~3歳頃)の子どもたちは、自分の気持ちを言葉や態度で表現し始めたばかりで、その気持ちを上手く表現できないことがほとんどです。

そのため、「泣く」ということで、その気持ちを表現する姿が見られます。

泣きながらも自己主張することは、自分の気持ちを理解してほしい、分かってほしいという自己表現であり、自分の気持ちをしっかりと持つということは
自分自身を守ることにもつながっていくのです。

上手く気持ちが伝わらないためにかんしゃくを起こすとき、大人側も理由が分からずどう対応してよいのか迷うこともあるのではないでしょうか。

対応が難しい時期ですが、わがままに思えることでもしっかりと受け止め、自分でやりたい気持ちを認めてあげることで自分の気持ちを上手く表現できるようになっていきます。

そして、それは自己肯定感ややる気、意欲にもつながるのです。

いけないことはいけないとけじめをつけてあげることも大事なことです。

子どもの「自己主張」は成長している証です。子どもの「自己主張」に大人がしっかりと対応しさまざまな経験を積み重ねていくことが大切ですね。

だから「おかあさん だいじょうぶ!」

泣きながらの自己主張は「自我の自立に向かっている成長の姿」なのです。

福島隣保館保育所 保育士

boy4_5

girl3_5

girl2_5

boy1_5