残念なことに「食べ物」が原因の窒息事故は少なくありません。
5歳未満の子どもは歯が生えそろっていなかったり、噛む力が十分に発達していなかったりするため、食べ物をまる飲みしてしまい喉に詰まらせてしまうことがあります。
大人は詰まりかけても咳き込んで吐き出すことができますが、子どもは喉の反射が弱く吐き出すことが難しいのです。
また、口に入れたまま話をしたり、走り回ったり、早食い等も窒息のリスクが高まってしまいます。
そして、ぶどうを喉に詰まらせて起きた窒息事故のようにリスクのある食べ物があるのも事実です。
保育園では、ミニトマトやぶどうは大きさや形が危険であることから半分に切り形を変える、白玉団子は粘着性が強く誤嚥の危険性があることから提供をやめる等の対応を取っています。
また、その他の危険な食べ物についても小さく切る等方法を考えて提供しています。
この機会にご家庭でも食生活を見直してみましょう。
一緒に見直す食事のマナー
窒息事故は家庭でも起きています。
一口の量が多かったり、あそびながら食べていたりしたことが原因となっています。
食事やおやつは与えて終わるのではなく、きちんと噛んで食べているか、ながら食べをしていないか見守ることも大切です。
- 食べることに集中する
- 水分をとって喉を潤してから食べる
- 遊びながら食べない
- 口の中に食べ物がある時にしゃべらない
- よく噛んで食べる
福島わかば保育園 栄養士