Q 男の子2人の母親です。毎日兄弟げんかが絶えず困っています。もちろん仲良く遊んでいることもありますが、どうしてこんなにけんかばかりするのでしょうか。
A 「仲良くしてほしいのにまたけんか・・・」とうんざりしてしまうおかあさんはきっとたくさんいらっしゃいますよね。
絶対的な信頼があるからこそ、兄弟には遠慮なく言いたいことが言えます。
そして、けんかを繰り返すうちに自分の言い分だけでなく、相手の気持ちに気づくことができます。
また、幼少期にけんかをしても仲直りができる体験こそ高学年になると出てくる人間関係を自分で整理できる力になり、トラブルを自分で解決する能力が身につくなど、学ぶことがたくさんあります。
ただ、お母さんが仲裁に入る際、どちらか一方の味方になってしまうことだけは避けなければなりません。
特に「おにいちゃんだから我慢しなさい」など、どちらかの味方をしてしまうと叱られた子は「ずるい!○○ばっかり!」とひがんでしまい、自己肯定ができなくなってしまいます。
おかあさんが仲裁に入るときには、まず両方の言い分をきちんと聞いてあげることが大切です。
そして何より、兄弟が仲の良いときにこそ「仲良くしてくれると、お母さんすごく嬉しいよ!」「やっぱりおにいちゃんはすごいね!」など、子どものたちの気持ちが満たされるような優しい声かけを普段から心がけるようにすると、けんかも少なくなるかもしれませんね。