Q 貸出用の絵本を借りる時に、いつも同じ本ばかりを借りたがります。いろんな絵本に触れてほしいのですが、「これじゃなきゃだめ」「これがいい!」の一点張りで・・・どうしたらよいでしょうか。
A 子どもの興味関心は、成長とともに多様化していきます。
「これじゃなきゃだめ」というこだわりが見えても、次への興味関心の世界に広がるための心の充実や満足、納得への大切なステップになっているという理解をしていただければよいのではないでしょうか。
子どもが絵本と向き合っている時、子どもは繰り返しのことばのおもしろさに気づいたり、想像力を膨らませていたり、毎回異なる発見をしワクワクドキドキ感を味わっていたりしているのです。
そして「この絵本が大好き!」と愛着を持って繰り返し絵本に触れることで、絵本の内容の理解が深まり「またみたい!」という意欲につながっていくものです。
さらに、おかあさんと一緒に絵本を楽しむ時間は、心を安定させ興味関心の広がりを後押ししてくれます。
だから「おかあさん だいじょうぶ!」
同じ絵本に向き合う子どもたちの時間を大切にしてあげてください。
福島隣保館保育所 保育士