冬野菜を使った鍋物のおいしい季節です。
冬の野菜は甘味が出て、柔らかくおいしくなってきます。
鍋物は栄養のバランスが良く手早く準備ができ、鍋を囲むことで親子の楽しいひと時を過ごすことができます。

冬場は基礎代謝量が増えるため、たんぱく質・炭水化物・資質を含むエネルギー源となる食事を心がけ、消化・吸収・代謝の効率を良くするため、野菜・海藻・果物・乾物もしっかり摂りましょう。

朝・昼はしっかり食べて、夜は軽く消化の良いものを摂って睡眠を十分にとり寒さに負けないから体をつくりましょう。

だいこん

1月7日は七草がゆを食べて無病息災を願う日でした。子どもたちと春の七草について話題にした方も多いのではないでしょうか。
春の七草の「すずしろ」は大根のこと。
1年を通して出回っている野菜ですが、旬は冬で春から夏の物は辛みが強く、秋から冬の大根はみずみずしく甘みが増しています。

大根の「上・真ん中・下」では味・食感が違うため、料理に合わせて使い分けましょう。

小正月はみんなで団子さし

元旦を「大正月」1月15日を「小正月」といいます。
小正月には餅や花などを飾り豊作を願うことから「花正月」とも呼ばれています。
保育所ではいろとりどりの団子をミズキに刺して伝統行事を楽しんでいます。刺した団子を食べることは無病息災を願うという意味があります。

昔はたくさんの神社で、正月飾りやお守り、書き初めなどを持ち寄って焼き、年神様へ送る「どんど焼き」が行われていました。
どんど焼きの火は厄払いの火、年神様を天に送る神聖な火ですので、この日にあたると1年間病気をしないと言われています。
また、この火で焼いた餅にもご利益があるとされ、餅やするめを炙って食べる地域もあるようです。

現在は少なくなりましたが「どんど焼き」を行っている神社もあるので、機会があれば参加してみるのもよいですね。


◇◇◇ おすすめレシピ ◇◇◇

大根を干してできた切り干し大根は、生の大根に比べ、たんぱく質・炭水化物・カルシウムが大幅にアップしエネルギーも約14倍に増えます。また、鉄分・カリウム・食物繊維も豊富に含みます。

つくってみよう

切り干し大根のサラダ
切り干し大根30グラム/きゅうり50グラム/ひじき10グラム/ベーコン40グラム/コーン缶40グラム/マヨネーズ適量

1 切り干し大根、ひじきは水で戻しよく絞り、長ければ食べやすい大きさに切る。
2 きゅうり、ベーコンは千切りにする。
3 ベーコンと1を耐熱容器に入れてレンジで1分加熱する。
4 3にきゅうりを入れ、マヨネーズで味を調えて出来上がり。

 

福島わかば保育園 栄養士