親子で一緒に楽しくできる「つまむ」動作の遊びを紹介します。

 

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「手と指と脳の関係」

手は「第2の脳」と言われるほど神経が集中しているところで、脳の発達には手や指の発達の影響が大きいと言われていて、手指を使ったあそびは脳を活性化します。
「つまむ」のスタートは「握る」です。
新生児期…握りこぶしの中に、指を入れると反射的にギュッと握りますよね。これが「つまむ」のはじまりです。

ここから

「握る」→「掴む」→「伸ばす」→「ひねる」→「つまむ」

の順で発達します。
その他の動作として(振る、叩く、転がす、通す、ずらす、ねじる、並べる、そろえるなど)も身につきます。

「つまむ」あそびってどんなあそび?

例えば、シールを貼って飾り付けた紙コップで飲み物を飲み、お家でピクニック気分を味わったり、枝豆を枝から取るお手伝いをしてみたり。気軽に親子で楽しんでみてはいかがですか?

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「つまむ」あそび

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その他の「つまむ」あそび・・・
ブロック、粘土、積み木、ドミノ

普段の生活の中でも「つまむ」はたくさん!

⭐食事の手伝い(豆の筋とり、豆を鞘から出す、葉・花取り、ヘタ取り、きのこ割き、皮むき、レタスをちぎる)
⭐手づかみ食べ
⭐スプーン、フォーク、箸を使っての食事
⭐着替え
⭐ペンを持つ
⭐フタ、袋を開ける
⭐ペットボトルのラベルをはがす

お家にあるもので親子一緒に楽しみながら

あれこれ玩具や教材を揃えなくても普段あそんでいる玩具(ブロック、積み木、パズルなど)やお家にある新聞紙や食材(食事のお手伝い)などを親子で一緒に楽しむことで自然と手指を使うことができるんです。

「こんなふうにできたよ」「こうやってみたらどうかな?」など親子で会話しながらいろいろと試してみるのも楽しいですよ。

また、このようなあそびや活動から、できた!楽しかった!もっとやりたい!といった「満足感」や「意欲」が芽生え、またやってみよう!今度は一人でやってみよう!という「自立」=「成長」にもつながります。

 

福島隣保館保育所 保育士